YAGI!YAGI!
はい、というわけでね。このクソ暑いなかマスターボックス製、古代ギリシア神話シリーズのサテュロスを製作。サテュロスはギリシア神話に出てくる半人半獣の精霊、“自然の豊穣の化身・欲情の塊”、どうやら“小心者の助平野郎”らしいのだ。
同神話内における農耕神サトゥルヌスとは名前が似ていてややこしい↓サテュロスが食らうのは我が子ではない、美少年や女の方だ。
↓パッケージ画像。山羊の角と下半身を持つタイプのサテュロス。腹に矢を受けて発狂しているようだ、そりゃ実際腹に矢を受けたらすやすや寝ているわけにもいくまい。
惚れ惚れする程の緻密に造り込まれたディテール。
いつもながらスマホで撮るがやはり細かい部分まで綺麗に撮れないのが無念。これが限界のようだ。
脚一本で支えている不安定さから小石を接着して固定することにした。
ケンタウレと並べてみるとやはりケンタウレの矢を受けたサテュロスって設定なのかしら。
では、また。
夜明け
この草臥れた 臆病な 息を潜めた魂を 今宵は何処に匿おう 彷徨う魂は 安寧の地を探し続け 人知れずしじまは去りゆき 跡に残るは 白々しく照らされた 無機質な部屋と蘇生した記憶の断片だけが ただ陽炎のように揺らめいている
私は球体になりたい
私は完全なる調和の取れた球体になりたい。いや、なんでもない。
SWビークルコレクション二品製作。一品目はデススターⅡ。
球体の構造上仕方ないのか、なかなか大きめの合わせ目が気になるところであり、それを消すのに難儀した。あまり綺麗に消せたとは思えないが妥協。内部の細密なディティールには思わず感嘆のため息がでる。
二品目はAT-ST ×2。
スノースピーダーも付いてくるけどここではお引き取り願う。お馴染みの映画内シーンを再現して掌サイズのミニチュアジオラマに仕立て上げてみた。青みがかった新参と錆付いた古参という対比で風合いの違いを醸し出した。大木には猫のかじり棒を使用。猫は飼ってないけどね。このAT-STは思った以上に小さくて脚貧弱で自立しにくくほんとうに可愛らしい。一杯欲しい。
チャオ。
Tengu
福崎町妖怪模型シリーズ第二弾、今回は天狗。
亀仙人を彷彿とさせるその筋骨隆々に鍛え上げられた老体には堕天使のように黒々と鈍い輝きを放つ大きな翼を宿している。右手には武将さながらの立派な矛を持ち、左手に持っている円盤のようなもの、これいかに…どら焼きらしいのだ。なぜ、どら焼きかというと、もちむぎどら焼きという福崎町特産品から来ているようだ。
ドラえもんに負けじとどら焼きが好物という設定を推して地元の特産品を宣伝してくるとはなんとも策士な天狗ではないか。
天狗という字は古来中国では『流星』を意味したようで日本に流入して平安以後は妖怪として認識されたそうな。wikiより。
塗装はパッケージをそのまま模した、良い感じだったので。組立はパーツの合いに難があるのでパテ補修を要した。ミニジオラマのテーマは『夏の草原に降り立った一羽の老天狗』といったところ。
でわでわ。
英国軍紳士
英軍巡行戦車クルセーダーMk.3を製作。クルセーダーとは『十字軍』を意味するらしい。WWⅡ北アフリカ戦線で活躍した車両である。同時期にカヴェナンターという巡行戦車も作られていたけど実用に堪えない代物だったので「俺達に任せろー」とばかりに戦場に投入された経緯があるようだ。「故障やら人数制限やら困難もあったけど私は元気です。」数々の問題点はあったものの結果的に得意の機動力を活かしてチュニジア戦まで奮闘したのである。六角形状に角張ったデザインの砲塔が印象的であり、これが被弾の衝撃を和らげてくれるのだという気がする。が、正面が断崖絶壁のように垂直でそういうわけでもないのかしらと思い直す、何かもやもやとした感じの残る変態的デザイン…いや、カクカクとしたテイストで英国軍っぽい凛々しさを漂わせる戦車である。