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 もう夏だ。容赦ない蝉時雨で耳をつんざかれそうになる夏だ。夏といえば子供は自由研究だ。一体何を研究したらいいのか皆目見当が着かずに毎晩眠れずに過ごしている子供達、何もそう心配することはない。そういうプラモデルがフジミ模型から出ていた。今回はアメリカザリガニを製作。成型色が赤青透明の三色ある。 


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色塗りを愉しみたい私は透明を選んだ。流行りの“透け感”とやらを演出するにはうってつけだ。
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完成したら思った以上に大きかった。ジオラマにしようかと企んでいたがそんなサイズではなかった。瞳も大きめでキュートだ。
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子供の頃、家の傍の用水路でザリガニを獲っていたことが自然に思い出されて、しみじみと童心に帰らされる想いである。やれやれ、という感じだ。 
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でわでわ。

 

 

Goliath is dead.


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突然だが、諸君はゴリアテと呼ばれる名を持つ者をご存知かな。

 ある者はいう、ゴリアテとは、旧約聖書にでてくるダビデに殺られた巨人兵士のことだ、と。

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 否…、ゴリアテとは、WW2で独軍が使用した遠隔操作の爆薬運搬車“走る爆弾”のことだ、そういう者もいる。
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 否…、どれも正解だがここでは天空の城ラピュタで悪役ムスカが搭乗していた戦艦だ。ヒロインが幽閉されていた戦艦だ。ファインモールド社製の飛行戦艦ゴリアテを製作。

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 そういえばジブリ作品が今どき映画館で上映されてるみたいで、何だかタイムリーだ。 

 このモデルはだね、単刀直入にいうと…かなりスリムだ。

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 それはもう新幹線のようなスリムさだ。アニメのはもっとむっくりしていた。気のせい?

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 いや、幾度となく、目をこすって見開こうが😳、やっぱりむっくりしていた…。

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 ので、目を瞑ることにする。そして、心眼を開くのじゃ……。この模型はそう私に語りかけている。気がする。

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小さいのはタイガーモスだけど、ゴリアテと比較すると稚魚みたいだ。
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ムスカスケールモデルも付属しているのだが、気重になって手をつけていない。物ぐさだし気が向いたら銅像風にでもしてやろうかな。

 

猫と無人兵器

 

 ナマステ。久々のブログ更新になり申した。今年に入ってから書いてなかった。ハセガワ製マシーネンクリーガーのグローサーフントを製作。    f:id:kuzumo863:20200516155648j:image
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 マシーネンクリーガー自体名前ぐらいでほぼ知らなかったけど、模型の教科書として横山宏Ma.K.モデリングブックを以前買って読んでいたのだ。模型の奥深さに度肝を抜かされた私はその本を読み込んで、満を持して今回の購入に至ったというわけだ。
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 ストーリーは大まかにいうと、シュトラール軍と傭兵軍の戦争を描いたポストアポカリプスの作品なわけだ。ポストアポカリプスなんてジャンルは私の好物である。食いつかない訳がない。シュトラール軍は、STAR WARSでいうところの帝国軍側で、傭兵軍は反乱軍(共和国)側に位置するのかしらん。違っていたら面目ない。このグローサーフントはシュトラール軍の無人兵器。
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 ゴム製部品の接着剤や穴を開ける為のピンバイスなどが必要なので工具は多少必要なキットである。だが、それゆえの模型の探究心や面白味を味わえるといえよう。 
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 1/20スケールって人のジオラマ素材があまりなかったので偶然猫のキットを見つけたので合わせて見た。2匹居る。これで猫との大きさの比較が出来るね。
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ではご機嫌よう。 

 

 

 

 

瀬戸内の袋小路紀行

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 フェリーにて岡山の離島である犬島に辿り着いた私は瀬戸内海の波の静謐さを悟った。河川のような青緑色の海の光景が目に焼き付いた。磯の匂いがほんの控え目なのにも驚いた。日本海側の土地で育った私には藍色の海が鼻を突くような磯臭さと波の音は絶えず耳朶を打つのが常であった。瀬戸内海の景観は何やら珍奇なものとして私の目に映った。深閑とした青緑の海に向かって目を瞑り深く息を吸い込んだ。澄んだ心地よい微風が喉を伝っていき頭の中を軽やかに潤していった。

 目当てにしていた犬島精錬所美術館に足を運んだ。ここは大正時代には精錬所として稼動していたが後に廃止され遺構となったのが現代美術館として再活用されているのだった。

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 そのうち崩れ落ちそうな塔を幾ばくかの間眺めていると、塔自身の老いて滅んでゆくことへの悲哀のような感が胸中に募り出してきた私は密かに感極まる己自身を認めないでは居られなかった。 

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 芸術家が三島由紀夫をモチーフとして作品を展示しているのだった。この地と三島との縁は全くないと訊いて何だか私は少し拍子抜けしたような気になった。何かしら所縁があったのかしらと勝手に薄い期待をしていたからである。然し、作品自体は面白く目を惹くものが幾つか見受けられた。

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 犬島は“アートの島”らしい。島を歩いていると巨大な犬に鉢合わせた。この犬が「こんにちワン」と話し掛けてきた所で目が覚めた。どうやら旅の疲れで眠っていたらしい。

 犬島を去った私は、翌日尾道に向かった。数々の寺を巡るまでの坂道で息が切れ切れになった。ロープウェイもあったが登りも下りも意地で使わなかった。おかげで脚が棒になった。もげなくて良かったと深く安堵した。
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 千光寺への道中で志賀直哉の旧居を見つけた。名前は知っていたが読んだことなかった文豪の一人なのでこの機会に『暗夜行路』を読み出した。
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 犬の次は猫である。“猫の細道”には幾つもの猫の作品が置かれてあった。

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 千光寺からは尾道の街並みが見下ろせた。歌のカントリーロードではないが坂道に無数にある小路が毛細血管のごとく枝分かれを繰り返して果てしなくどこまでも続いてゆくようなそんな印象を抱いた。 

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 ふと地面に目を下ろすと猫が描かれていて踏みつけるところだった。すると、信じられぬかもしれないがこの猫は何かお経のような言葉を唱えてきた。恐る恐る話し掛けてみようとしたところでふっと消えてしまった。

 夢の門は閉ざされた。眠気眼で時計を見るとまだ夜中の三時を過ぎた頃だった。既に尾道を去った私は三原の旅館で泊まっていたのだった。どうやら疲れていることだけは確かだった。

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 その翌朝は低く垂れ込めた鉛色の空に小雨が降っていた。午頃には帰る予定で、倉敷に寄った。大原美術館が休館だったので倉敷美観地区に寄るかどうか思い倦ねていたのだがつまらなかったらすぐ帰るつもりで行くことにした。美観地区に入ると、偶然目にしたフクロウの森にいった。他に豆柴とハリネズミの館があった。

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 フクロウを眺めていると動きがロボットのようで可笑しく優美な生き物に思えた。一部を除いて撫でることができた。毛並みの柔らかさは新雪のようであった。

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 先に進んでゆくと風情のある古い建物と水路が見渡せて幾らか愉快な気分が芽生えた。ここで漸く自分のなかで旅情が染み渡ってきたように思われた。

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 アイビースクエアでワインの販売をしていたので飲んでみた。普段ワインを飲まないのに柄にもないなと思いつつも景色がそうさせたのかしらん。また少し愉快な気分に浸された。

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 倉敷美観地区は混雑しておらず程良い按配の観光客数で歩きやすく気に入った。気ぜわしくなくゆっくり散策すると愉しかろう。一時間半程しか滞在できなくて、もっと居続けたいと感じられた。倉敷に来て良かったと思った。どこか味気ない旅になるところだった。そんなことを思いながら帰途に着いた。

 







 

 

 

ミルフィーユに挟まれて… 冬 

はい、どうも。

バンダイ製のスターデストロイヤー1/5000スケール製作。

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このミルフィーユのような造形がたまらなく好い。ミルフィーユといったらミルフィーユ鍋が食べたくなってきた。そうだ、今度作ろう、冬だし。そうしよう。
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バンダイ製なので心地よい組み易さはいうまでもない。はまる時のパチッという音。何て気持ちが良いのだろう。ヒーリング音楽として聴いていたいぐらいだ。

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ダン、ダンダダン ダンダダーン(ベイダー卿のテーマソングで)
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仕上げ後に説明書を見たら機体全体にドット迷彩っぽい柄がうっすらと要所要所にあることを忘れていた。そんなバハマ…。何だかシンプル過ぎるように思われたのはその為だったのだ。…だが、妥協。私は諦めの早い人間なのだ。

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付属の台座は脚の部分だけ利用した。ネームプレートはいつも通りアクリル板と転写シールを使用。 

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近頃は「SW 反乱者たち」を観ているのだけどスターデストロイヤーが悲しいぐらいボコボコに破壊されるシーンが多いね。そこそこ面白いけど。

新作映画はどうだろう。きっと前回と前々回と同じような感じではなかろうか。あまり期待感が湧かないが。

 

ではでは。

 

 



 

生活はお洒落じゃない

 

 

 先日、誕生日を祝うLINEが来てまた無駄に齢を重ねたのだと思った。自分でも感慨がまるでないのだと自覚した。結婚だとかなんだと謂われる歳かもしれないが世間の人ほど年齢というものに一喜一憂するタイプではない。年齢はあくまで物事の指標でしかないと考えるからだ。近頃は書き物をしたい欲求が沸々と湧いてきて小説などを書いてみようとするが一向に筆が進まず残念ながら能がないと思われて何だかもやもやしている。考えが纏まらない。疲れ易いから鈍った体を鍛えるべくジムに通おうと思ってはいるもののなかなか行けていない。登山にも全然いけてないからいきたいが、週末に気力が残っていない。無気力で早く老けていくのだろうと思うと己の先が思いやられる。怠惰な生活から抜け出したい。いや、怠惰な生活とは…?生の実感がない。生の倦怠である。しかし、生と死の狭間に身を置かないと真の意味での生の実感とは湧き上がらないものではなかろうか。 

ヘビーな女 

 

 マスターボックス社、ギリシア神話シリーズ第3弾、今回はメディウサを製作。メディウサの生々しい生首の絵画が印象的である。

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 ゴルゴーン三姉妹の一人であり、自らの美貌あるいは海神ポセイドンとの不倫が基で恨みを買われ、頭には無数の蛇の生えた怪物に変えられてしまい、英雄ペルセウスに首を切り落とされた後は、生首を利用されてしまう何ともヘビーな女だぜ。その瞳を見たものを石化させてしまう力があった為、怪物退治に有効活用されたというわけだ。ただ先住民の神話では女神の一人として認識されていたそうな。神話上の登場人物が別の神話では昇格されたり降格されたりまあよくある話である。

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 肌を青白さを通り越した青に、アバターデスラー総統もしくはピラフ大王っぽく青い肌に。

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 要所要所にある蛇の鱗にはシルバーをドライブラシで。右手を哀しげに小さく振り上げたポーズは何だろう。ほな、さいなら、永久に(目が合った相手は石化する)という意味かしらん。
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では、また。